初代PlayStationが1,911ピースのLEGOに 幅26cm、ほぼ実物大で10月発売

1990年代風のレトロゲーム機をブロックで実物大に組み立てる様子のイメージ ガジェット

初代PlayStationが、ほぼ実物大のLEGOになりました。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは9月3日、「レゴ PlayStation」を発表しました。全1,911ピースで、初代PlayStation本体と初期型コントローラーを再現。完成時の本体サイズは高さ6cm×幅26cm×奥行19cmです。

日本ではLEGO Insiders会員向けに10月1日から先行販売し、10月4日からLEGO.comとレゴストアで一般販売されます。希望小売価格は27,980円(税込)です。

気になるのは、公式がうたう「ほぼ実寸大」がどのくらい本物に近いのか。過去のSIE公式資料を使って数字で確認してみます。

幅26cm、本当に「ほぼ実物大」なのか

LEGO版の完成サイズは、

  • 高さ:約6cm
  • 幅:約26cm
  • 奥行:約19cm

です。

一方、SIEが2018年に発売した「プレイステーション クラシック」は、初代PlayStationの外観を小型化した製品でした。

その公式寸法は幅149mm×高さ33mm×奥行105mm。SIEは、初代PlayStationと比べて縦横を約45%小さくしたと説明しています。

これを逆算すると、元になった初代PlayStationはおおよそ、

  • 幅:約27.1cm
  • 奥行:約19.1cm

だった計算になります。

これとLEGO版を比較すると、

初代PSの推定値LEGO版比率
約27.1cm26cm約96%
奥行約19.1cm19cm約99.5%

※初代PS側は「プレイステーション クラシックが縦横約45%小さい」というSIE公式説明からの編集部逆算。厳密な実測比較ではありません。

少なくとも幅と奥行を見る限り、「ほぼ1:1」という表現はかなり文字どおりです。

机やテレビ台へ置けば、「PS1っぽい小物」ではなく、当時のゲーム機がそのまま置いてあるような存在感になりそうです。

27,980円は、1994年のPS本体より安い

価格も面白い比較ができます。

ソニー公式の社史によると、初代PlayStationは1994年12月3日に39,800円で発売されました。

今回のLEGO版は27,980円です。

単純な名目価格だけを比べると、

39,800円 − 27,980円 = 11,820円

で、LEGO版は初代PS発売時の約70%の価格になります。

もちろん、この比較には注意が必要です。

1994年と2026年では物価も税の表示方法も違いますし、本物のゲーム機と1,911ピースのディスプレイ用LEGOを同じ商品として比較することもできません。

それでも、

「本物のPS1より高いLEGO」ではなく、数字だけなら当時のPS1本体より1万円以上安い

というのは少し意外です。

一方、ゲームが動くわけではありません。

2018年に発売された実際に20タイトルを遊べる「プレイステーション クラシック」は9,980円(税別)だったため、LEGO版は完全に大人向けのコレクターズアイテムという位置付けです。

電源ボタンやコントローラー端子まで作り込む

単に灰色の箱をLEGOで作るだけではありません。

LEGO公式によると、本体には実際に押せる「Power」と「Open」ボタンがあり、ブロックで作ったコントローラーを前面へ接続できます。

さらに本体内部には、

  • 『グランツーリスモ』
  • 『サルゲッチュ』

をモチーフにした小さなジオラマを収納できます。

『グランツーリスモ』側にはミニカーとコース、『サルゲッチュ』側には島の風景やピポサルを連想させる仕掛けが用意され、ジオラマだけ取り外して飾ることもできます。

対象年齢は18歳以上。

ゲーム機を模した玩具というより、「90年代のPlayStationを組み立てて飾る」という大人向けセットです。

Redditでは2,000票超、「置き場所がない」の声も

発表後、LEGOファンからもかなり反応が集まっています。

Redditのr/legoに投稿された正式発表スレッドは、9月4日1時29分時点で2,100票を超える評価を集めています。

反応では、セットそのものを歓迎する声に加えて、大型LEGOが増え続けることから「もう置く場所がない」という悩みも見られました。

PlayStationコミュニティの関連投稿はさらに伸びており、r/playstationでは同時点で3,700票超

そこで話題になっているのが、『サルゲッチュ』のジオラマです。

LEGO版に付属するのは初期型のアナログスティックがないコントローラーですが、『サルゲッチュ』はDUALSHOCKを生かした操作で知られる作品。そのため「なぜこの組み合わせ?」というツッコミが出ています。

LEGO公式の商品説明でも、『サルゲッチュ』とDUALSHOCKの関係には触れられており、細部まで知るファンほど気になるポイントになっています。

「ゲーム機」ではなく、実物大の記憶を組み立てる商品

1,911ピースで27,980円。

ゲームは動かず、完成後は幅26cmあります。

実用品として考えれば、かなりぜいたくな商品です。

しかし今回のセットは、そもそもゲーム機の代用品ではありません。

初代PlayStationが発売された1994年から30年以上が経ち、当時遊んでいた世代は大人になりました。

だからこそ、小さなミニチュアではなくほぼ本物と同じ大きさで作り、机や棚に置くこと自体が商品の価値になっています。

幅と奥行きを数字で比べても、実機との差はわずかです。

「懐かしいゲーム機をLEGO化した」というより、初代PlayStationのサイズ感まで含めて再現するディスプレイモデルと考えた方が、この27,980円という価格の狙いは分かりやすそうです。

参照したネット反応

  • Reddit r/lego「Official Reveal: PlayStation 72306」 — 2,159票(2026年9月4日 1:29確認)
  • Reddit r/playstation「First look at the LEGO PlayStation set releasing in October」 — 3,705票(2026年9月4日 1:29確認)

参照した一次情報

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