お台場の実物大ユニコーンガンダム、約9年で幕 「次は何が来る?」にも注目

約9年間親しまれた巨大ロボット立像との別れをイメージした画像 アニメ・漫画

東京・お台場のシンボルとして約9年間立ち続けた「実物大ユニコーンガンダム立像」が、2026年8月31日で展示を終了します。

8月29日にはファイナルセレモニーが開催され、小雨の降る中、多くのファンが集結。

イベントの最後には会場から「ありがとう!」という声と大きな拍手が上がりました。

ただ、気になるのはここからです。

公式からは現時点で、撤去後に何が置かれるのかは発表されていません。

ネットでは早くも、

「次は何のガンダム?」
「別の場所へ移設してほしい」

といった声が広がっています。

約9年間の歴史を振り返るとともに、「お台場からガンダムが完全にいなくなるのか」も整理します。

8月31日で展示終了、29日に最後のセレモニー

実物大ユニコーンガンダム立像は、ダイバーシティ東京 プラザ2Fのフェスティバル広場で2017年9月24日に一般公開されました。

展示期間は8年11カ月。

全高約19.7メートル、重量約49トンという巨大な立像です。

特徴的だったのが、ただ立っているだけではなかったこと。

角の開閉、顔のモード変更、肩・腰・膝パーツの展開などにより、ユニコーンモードからデストロイモードへの変身を可能な範囲で再現。

夜になると機体が発光し、建物の壁面映像「WALL-G」と組み合わせた演出も行われてきました。

最後を飾るファイナルセレモニーでは、『機動戦士ガンダムUC』などの音楽を手掛けた澤野弘之さんとSennaRinさんがライブを披露。

特別演出と花火も実施され、約9年間の展示を締めくくりました。

なお、セレモニーは29日でしたが、立像そのものは8月31日まで見ることができます。

実はお台場に「ガンダム」がいる歴史はもっと長い

ユニコーンガンダムだけを見ると約9年間ですが、お台場と実物大ガンダムの関係はさらに前までさかのぼります。

最初に大きな話題になったのは2009年。

『機動戦士ガンダム』30周年を記念し、約18メートルのRX-78-2 ガンダムが潮風公園に登場しました。

その後、2012年にはダイバーシティ東京 プラザ前へ実物大ガンダム立像が設置。

2017年3月に展示を終えると、その後継として登場したのが現在のユニコーンガンダムです。

つまり、お台場では形を変えながら長期間にわたり「巨大なガンダムがいる風景」が続いてきました。

海外から東京を訪れるガンダムファンにとっても、定番の観光スポットの一つになっています。

今回の展示終了が単なる巨大フィギュアの撤去以上に注目されるのは、そのためでしょう。

Redditでは1800票超、「見られなかった」が多数

海外のガンダムコミュニティでも、ファイナルセレモニーは大きな反応を集めています。

記事化時点でRedditのr/Gundamに投稿されたセレモニー関連スレッドは、1800票を超える支持を集めています。

コメントで目立つのは、

「一度は見てみたかった」
「去年見られて本当によかった」
「移設して残してほしい」

といった惜別の声です。

実際に過去の旅行で見たというユーザーが写真や思い出を語る一方、これから日本旅行を予定していた人からは「間に合わなかった」という反応も出ています。

日本では、展示終了が発表された5月時点の記事が、はてなブックマークで82usersを集めていました。

コメントでは惜しむ声とともに、

「次は何になるんだろう」

という関心も目立っています。

展示終了そのものだけでなく、「次の立像」までセットで気になっている人が多いようです。

なぜ撤去する? 実は公式の理由は明らかになっていない

ここで素朴に気になるのが、

「なぜなくすの?」

という点です。

しかし現時点で、バンダイナムコ側は展示終了の具体的な理由を公表していません。

ネットでは老朽化や次の立像への入れ替えなど、さまざまな予想が出ています。

ただし、これらはあくまで推測です。

「古くなったから撤去する」
「次のガンダムを置くために撤去する」

と現時点で断定することはできません。

公式に確認できるのは、2026年8月31日でユニコーンガンダム立像の展示が終了し、これに伴って2012年から続いてきた「TOKYOガンダムプロジェクト」も今回が最後になるということです。

では「次のガンダム」は来るのか?

ここは一番気になるところですが、現時点では未発表です。

少なくとも、

「ユニコーンの跡地に○○ガンダムを設置する」

という正式発表はありません。

その一方で、バンダイナムコは2026年5月、「ガンダムランドマーク構想」をスタートすると発表しています。

内容は、

「世界中のファンが足を運びたくなるような“ガンダムの新しい施設”を日本に作る」

というもの。

詳細は今後発表予定とされています。

これがユニコーンガンダムの後継施設なのか、お台場に作られるのか、実物大立像を含むのかもまだ分かりません。

ただ、ガンダムは2029年にアニメ放送50周年を迎えます。

その50周年へ向け、GUNDAM-Conをはじめ多数の企画が動き始めています。

「次は何が来るのか」と期待したくなる状況ではありますが、現時点では正式発表を待つしかありません。

みらいアンテナの見方:実物大ガンダムは「巨大な広告」以上の存在になった

実物大ガンダム立像の面白いところは、作品を知らない人まで足を止めることです。

19メートル近いロボットが街中に立っていれば、ガンダムファンでなくても写真を撮りたくなります。

そこから作品やガンプラに興味を持つ人もいる。

実際、海外のRedditでは「立像を見てから『ガンダムUC』を見た」という声まで出ています。

アニメ作品の宣伝物でありながら、

観光スポット

写真・動画がSNSへ投稿される

海外にも拡散

作品や商品への入口になる

という循環が自然に生まれていました。

これはキャラクターIPの使い方としてかなり強力です。

しかも2012年から続いたTOKYOガンダムプロジェクトでは、周辺を巡るスタンプラリーや、高校生が海外観光客を英語で案内する取り組みなども行われてきました。

巨大な立像そのものだけでなく、地域の観光資源として機能していたわけです。

今後見るポイント

まず確認したいのは、展示終了後の立像がどうなるのかです。

解体されるのか、保存されるのか、別の場所へ移設されるのか。

現時点では正式発表されていません。

そして最大の注目は「ガンダムランドマーク構想」。

ガンダム50周年の2029年へ向けて、新しい大型施設や立像が登場する可能性はありますが、場所も内容も未発表です。

ユニコーンガンダム立像は8月31日で約9年の役目を終えます。

ただ、お台場では2009年から形を変えながら巨大なガンダムが人を集め続けてきました。

だからこそ今回のニュースは、「一つの立像がなくなる」というだけでは終わりません。

次は何を見せてくれるのか。

ファンにとっては、別れと同時に次の発表を待つ期間の始まりになりそうです。

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