「もっと!呼び込み君」9月17日発売、2万5080円 microSD対応でBGM追加可能に

スーパーの売り場で使う音声POP装置にmicroSDカードを追加する様子を表したイメージ ガジェット

スーパーなどで「ポポーポポポポ♪」のBGMとともに見かける音声POP「呼び込み君」に、新モデルが登場します。

群馬電機の「もっと!呼び込み君(MC-F08)」は2026年9月17日発売予定。希望小売価格は税込25,080円です。

最大の変化は、従来の専用BGMカードからmicroSDカードへ切り替わり、店舗側で用意したオリジナルBGMなどを追加できるようになったことです。

現行モデルMC-F06との価格差は1,100円。では、その1,100円で何が「もっと」になったのでしょうか。

価格は1,100円アップ、重量は400gダウン

現行のLEDなしモデル「呼び込み君 MC-F06」と主な仕様を比べると、違いが分かりやすくなります。

項目MC-F06MC-F08
税込価格23,980円25,080円
サイズ幅150×高209×奥行82mm幅150×高209×奥行82mm
重量約1.1kg約0.7kg
記録メディア専用BGMカードmicroSDカード
収録BGMNo.2、No.4No.4、No.8
BGM追加不可可能
外部マイクジャックありなし
呼び込み君MC-F06とMC-F08を比較し、新型は1,100円高く400g軽量化、microSDとBGM追加に対応したことを示す図

価格差は1,100円で、MC-F06比では約4.6%の上昇です。

一方、重量は約1.1kgから約0.7kgへ400g軽くなりました。単純計算では約36%の軽量化です。

本体サイズや最大2Wの音声出力、人感センサーの感知距離0〜3m、2件×90秒の音声録音・再生といった基本部分は維持されています。

「もっと」の中心はmicroSDでBGMを変えられること

最も大きな変更はBGMの扱いです。

従来のMC-F06は専用BGMカードを使用し、ユーザー自身で好きなBGMを追加することはできませんでした。

MC-F08ではmicroSDカードに対応し、店舗が用意したオリジナルBGMや販促用の音声を再生できるようになります。microSDカードを挿入している間は、カード内の音源が優先して再生される仕組みです。

さらに群馬電機は、発売日の9月17日から専用BGMダウンロードページを無料で提供する予定です。

公開当初は「お正月」「ジングルベル」などの季節向け楽曲、セミの鳴き声や鍋が煮える音などの環境音、「No.4」のアレンジ版、販促用ボイスなどを用意します。

呼び込み君の開発時に候補になりながら採用されなかった5曲も、約26年を経てダウンロード可能になる予定です。

便利になった一方、外部マイクジャックはなくなる

新型がすべての面で機能追加されたわけではありません。

MC-F06には外部マイク入力端子があり、PCなどの外部機器から直接デジタル音声データを入力することはできないものの、外部機器から出力したアナログ音声を録音できます。

MC-F08では、この外部マイクジャックが省かれています。

そのため、外部機器からアナログ音声を録音する使い方をしている店舗では、単純にMC-F08へ置き換えられるとは限りません。

また、専用ページからダウンロードしたBGMをmicroSDカードへ書き込むには、Windows 11搭載PCと無料の専用ソフト「もっと!呼び込み君アプリ」が必要とされています。

「microSDになったので、スマートフォンだけで簡単に音源を入れ替えられる」という仕様ではない点には注意が必要です。

変換ケーブル経由でモバイルバッテリーも利用可能

電源部分も変わりました。

MC-F06では電源コードが内部基板に直結していましたが、MC-F08はACアダプタ式です。

群馬電機によると、市販の変換ケーブルとモバイルバッテリーを組み合わせることで、コンセントのない場所でも利用できるようになります。本体だけでモバイルバッテリーへ直接接続できるわけではありません。

また、本体は防水仕様ではありません。屋外で使う場合でも、水が当たる環境では利用できない点には注意が必要です。

約400gの軽量化と合わせ、従来より設置場所を動かしやすい方向へ変更されたと見ることができます。

1,100円差で「音を固定する機械」から少し自由になった

価格だけを見ると、新型は現行モデルより1,100円高くなります。

ただ、その差額で追加される中心機能は、microSDによるBGM追加、無料のBGM配布サービス、変換ケーブルを介したモバイル電源の利用、約400gの軽量化です。

特に大きいのは、専用カードに収録された音を使うだけだった仕組みから、売り場や季節に合わせて音源を変えられる仕組みになったことでしょう。

一方で外部マイクジャックはなくなるため、MC-F08はMC-F06の完全な上位互換ではありません。

「ポポーポポポポ♪を鳴らす機械」というイメージの強い呼び込み君ですが、約26年を経て変わったのは見た目よりも、店舗側が音を選べる自由度でした。

参照した一次情報

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