鳥貴族、10月から410円均一と報道 通常390円から約5.1%上昇

焼鳥居酒屋の均一価格が引き上げられることを表すイメージイラスト 経済

焼鳥チェーン「鳥貴族」の均一価格が、2026年10月から税込410円へ引き上げられるとYahoo!ニュース掲載の記事で報じられました。

通常の税込390円均一から20円上がる計算です。ただし、9月10日18時台に鳥貴族と親会社エターナルホスピタリティグループの公式サイトを確認した範囲では、410円への価格改定を案内する公式発表は確認できませんでした。

そのため、この記事では410円への改定を現時点では「報道ベース」として扱います。公式に確認できる過去の価格と比べると、今回の20円がどの程度の変化なのかが見えてきます。

390円→410円なら値上げ率は約5.1%

報道通り、通常の均一価格が390円から410円へ変わる場合、1品あたりの差額は20円です。

値上げ率は、

(410円-390円)÷390円×100=約5.13%

となります。

均一価格の商品を同じ数だけ注文すると仮定すると、会計への影響は次の通りです。

注文数390円の場合410円の場合差額
3品1,170円1,230円+60円
5品1,950円2,050円+100円
8品3,120円3,280円+160円
10品3,900円4,100円+200円

1品なら20円ですが、5品で100円、10品なら200円増えます。

「20円の値上げ」と見ると小さく感じても、複数の料理やドリンクを注文する居酒屋では、1回の会計で見ると差が積み上がります。

報道通りなら2024年の370円から40円上昇

鳥貴族は近年、通常の均一価格を段階的に引き上げてきました。

2024年5月1日には税込360円から370円へ、2025年5月1日には370円から390円へ改定しています。

今回報じられた410円を並べると、次のようになります。

時期均一価格確度
2024年5月370円公式発表
2025年5月390円公式発表
2026年10月410円報道ベース
鳥貴族の通常の均一価格が2024年370円、2025年390円と上がり、2026年10月は410円と報じられた価格推移

410円になった場合、2024年の370円からは40円高くなります。

率にすると、

40円÷370円×100=約10.8%

です。

2024年の価格改定では、酒類を中心とした仕入価格やエネルギーコストなどの上昇が説明されました。2025年も、断続的なコスト上昇を理由として価格を改定しています。

一方、今回の410円については公式発表を確認できていないため、今回も同じ理由による値上げだとは現時点では断定できません。

「390円均一」でも一部店舗には例外がある

注意したいのは、現在も鳥貴族のすべての店舗が一律390円とは限らないことです。

例えば、創業時の1号店を再現した大阪府東大阪市の「俊徳店」は、通常営業でも税込350円均一と公式に案内されています。

また、静岡県内の草薙店、新静岡店、静岡南口店、両替町店、藤枝店では、2026年4月1日から通常とは異なるテスト専用のメニュー価格を使った価格体系のテストが始まりました。

そのため、本記事の「390円→410円」「5品なら100円増」という計算は、通常の390円均一から410円均一へ変更される店舗を想定した比較です。

実際の対象店舗や例外については、410円への公式発表で確認する必要があります。

4月から静岡5店舗で価格設定をテスト

エターナルホスピタリティジャパンは2026年3月31日、静岡県内5店舗で価格体系のテストマーケティングを行うと発表しました。

目的は、変化する市場環境の中で持続可能な店舗運営と、利用者のニーズに合った価格設定を実地で検討すること。通常とは異なるテスト専用価格を設定し、得られたデータや利用客の反応を今後のサービスに生かすとしています。

公式資料では、テスト価格そのものは公表されていません。

また、このテスト結果を受けて410円への値上げを決めた、という直接的な説明も確認できていません。

確認できるのは、今回の値上げ報道より前から、鳥貴族側が一部店舗で価格設定の検証を進めていたという時系列までです。

公式発表で確認したいのは価格以外の条件

今後公式発表が出た場合、410円という金額だけでなく、対象範囲の確認が重要です。

特に確認したいのは次の3点です。

  • 具体的な価格改定日時
  • 対象店舗と例外店舗
  • トリキ晩餐会やテイクアウトの価格

2025年の価格改定では、通常のフード・ドリンクが370円から390円になっただけでなく、トリキ晩餐会も3,700円から3,900円、テイクアウトも370円から390円へ変更されました。

今回も同様に改定されるとは限りません。

現時点で確実に言えるのは、「10月から410円」と報じられたことと、通常の390円からなら20円、約5.1%の上昇になることです。具体的な開始日時や対象範囲は、公式発表を待って確認する必要があります。

参照した一次情報

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